mio ka

012/10/10 12:30~@山食
メンバー:ママさん・ぱちょ・ミオ・りえこ

【今日の目標】
方向性をしぼる(1・2つに)

【やったこと】
●日程決め
・再来週から週2で集まる。(水曜は確定。後は金曜の昼?)
・11月25日に集まりを持つ。そこで仮説決定
・12月11日にGP終了!!

●宿題発表
・ママ&りえこ
 中学受験・小学校受験→利点や問題点はいくつもある
BUT 論文の不足。正確なデータの収集が難しいと思われる
・ミオ
 高大連携と高大接続、その違い→現状としては、接続が入試接続になっている
              →大学個別テストではなく、全国共通の高大接続テスト
・ぱちょ
大学受験の様々な問題:飛び入学、AO入試、予備校
⇒どういう方向にもっていくか・・・?
①制度      ②影響
大きく分けるとこの2つでしょうか・・・?

HW
11期
影響と制度に関わる問題点を挙げる!→具体的に論に繋がるようなもの
10期
客観的チェック☆

次回の集まりは、
10月17日(水)

mio ka

2012/10/17 12:30~@山食
メンバー:ママさん・ミオ・りえこ

【話したこと】
・今文科省は英語教育改革を行っている(コミュニケーション能力重視)
⇒しかし、今の英語入試のままで、英語教育を改革しても大いに効果ないのでは?
Selhiのような試みもあったのに、なぜ受験はそまま?

・グローバル人材を育成するための学校英語教育のあり方とは?
グローバル人材って?国際社会で求められる能力とは?
ほとんどの日本人は読めるけどしゃべれない!←なぜ?
 
・問題意識(ぱちょ案から)
日本現代の英語教育に問題が生じている。その要因の一つは英語入試にある。

【宿題】
・みお、りーこ
英語教育の問題点

・ママさん、ぱちょ
英語入試の現状(~についてどんなこと言われているのか)

次回の集まりは、
10月24日(水)

P.S
来週から週2集まりになります!
水曜日午後と金曜日昼間です!

yuritomi

2012/11/3 (金) 11:00~@カフェテリア
出席者:夏、川島、鈴木、富塚

【みんなの問題意識】
※「文科省のいう『コミュニケーション能力』」は、以下「コミュ力」と表記する。

・コミュ力が明確に定義されていないまま偏重しているのはおかしい / 何を以て身についたとされるのか?→こんな状態で上からいわれても、子どもにとっては受験がゴールでは。英語の教育を変えようとしても、受験へのニーズに引っ張られ、学校は変わっていけないのではないか?
・コミュ力重視の姿勢が20年以上示されているのにも関わらず、一向に英語力が向上しないのはなぜか?その要因のひとつに受験英語があるのでは??
・「文法はできるけど話せない」人が多いのはなぜ??
・英語を段階的に学んでいくという方針ならば、高校受験と大学受験の形式が同じというのはおかしいのでは?(義務教育である中学では基礎固め→高校入試で扱うものは基礎でよいのでは)
・オールイングリッシュ授業でコミュ力育成されるのかは疑問
・日本人はTOEFL受験者数は多い(アジアでは一位)のに、成績が(比較して 30カ国中28位 数年前)悪い。学校では海外の大学で必要とされるような英語力が育成されていないのでは…?
・英語に対し、生徒の学習意欲が低い(要確認)
・「グローバル人材育成のための~」資料では今後の教員採用でTOEICの成績などの考慮が提案されているが、日本の受験英語のよくないところ(マーク、解答選択式で試験)が含まれており、効果的といえるのか?

【以上を踏まえて、話し合ったこと】
共通の問題意識
①「文科省の方針(コミュ重視英語)」と「受験英語」との乖離が、「コミュ力育成」の実現を阻んでいるのでは。
せっかくコミュ力育成(班は賛成)の方向にいこうとしているのに、その実現を「受験(英語)」が阻んでいるのではないか。
②オールイングリッシュ授業への懸念
本当にコミュ力育成に効果あるのか?体験的にも謎。大津さんも批判している。
→海外で英語を第二外国語とし、オールイングリッシュで行っているところではどうだろうか。問題は起こっているのか?

* * *
いろいろ
・「『コミュ』英語」「『受験』英語」「英語運用能力」「言語操作能力」「英語の基礎」「『学術的』英語」「『実践的』英語」…など、相互にどのような関係なのか。どこが重なり、どこが重ならない?
・日本における発音学習の位置付け
・英語教育と英語科教育の違い
・日本における「グローバル人材」の定義って、海外におけるそれ(あるなら)と比較するとどうなんだろう。一般的な考え方なのかな??

【調べてくること】
①・受験英語ではどのような英語力が測られているのか(先行研究等)…山口
 ・「コミュ力」の中身を文科省ベースで調べる(4つのなんとか、など。先行研究者はどう述べているか?)…川島
 ・現行の文科省の方針(コミュ力重視など)に対する研究者の意見…鈴木

②・海外で、第ニ外国語(英語)教育をオールイングリッシュで行っている国の事例
  ※できれば高校で
  (また、その目標はどのようなものか? 文科省のコミュ力とは違うのか?)
   …夏
 ・日本における、オールイングリッシュ授業の先行研究…富塚

Yuki Kawashima

2012/10/24 13:00~@山食
メンバー:川島・ママさん・ミオ・りえこ・とみこさn
① 宿題発表
【1. 英語入試の現状と問題点】 ぱちょ&とみこ&やまぐち
 ・受験生に求められる英語力についての議論がなされていない。
  →◆入学者選抜のための観点からの「あるべき姿」が存在していない!?
                    =文科省 コミュニケーション能力?
                         実用・運用能力??
                   あるべき姿(理想)ってなんじゃい(+o+)
   ◆特典の低い受験生を不合格にするためという性格が強い。
    *「受験英語」の産物→何のための英語試験??
*英語能力を図るためという前提がないのでは??
 ・受験がゴールになっている!!
→英語の学習の目標=「受験する大学の入試で正解を書くこと」になっちゃってる!
 ・英語問題の誤り(小堂2003)
  →ミクロ的:単純ミス、複数回答の存在
   マクロ的:受験生の英語力を正確に捉えられない。(出題形式によって。)
    ➪「総合問題」についても。どのような英語力を持った人材が欲しいかという部分とはかけ離れて問題が作成されている!!
【2. 英語教育の現状】 みお&りーこ
 ・「コミュニケーション能力」重視の英語動向(中原ら2010)
  ◆1989年に「コミュ」文言初登場!!→1998年「実践的」+「C重視」
→2008さらば「実践的」(「C重視」は変わらず。)
  ◆「C重視」ではなく「C偏重!?」→英語嫌いが出てくる
   ➪基礎力養成大事やろ!! 文法・語彙もがんばれよ<批判>
  ◆全入時代=英語に対するニーズ低下(本当!?)
 ・現在の英語教育の方向
◆オーセンティック(実用的)とコミュニカティヴ(コミュ力ある)な「英語教育」
◆演繹的な英語教育(伝統!):文法を積み上げていく→コミュニカティヴ大事!!
② みんなの意見
(鈴木の見解):◎日本の英語教育は基礎(=文法)にこだわりすぎ!
チンタラすんな。→実践に行かないまま終わっちゃっとるやん。
  ・対立点・論争点は??… コミュニケ―ション能力 VS. 文法力 (?)
        ・文法から実践にシフトする点を明確にしてもよいのでは??
        ・グローバル人材に必要な英語力とは??
(川島の見解):鈴木の意見、いいんじゃね? 実践っていつから??時期いいね。
(山口の見解):「使える英語」って何??
  →日本の使える英語は「コミュニケーション能力」を重視しすぎているのでは?使える英語ってなんなのだろう??(読む・聞く・話す・書く)全部大事じゃない?
  
③ 今後の方向性について
 <現状> ◆C重視の英語教育にシフトしつつある。(文科省)←これは確定!!
        *ことばの意味
①「コミュニケーション能力」、「実践的」 (文科省の定義を見る)
②「基礎力養成」、「オーセンティック」  (先行研究の定義を見る)
      ◆今後の方針
        *まずは方向性についての共通見解を持ちたい。
          ・「グローバル人材」とは? +英語教育の必要性の関わり
          ・文科省が進めている英語教育の方向性(2008~) 『指導要領』
            ←それに対する先行研究・批判
          ➪問題意識が出てくる!!(班としての共通見解)
 
★☆しゅくだい(@_@;)☆★

   ・文科省の『学習指導要領CS(中・高)』から見る英語教育の方向性 2人
     ★中学→りーこ 高校→やまぐち
   ・「グローバル人材」+英語教育の必要性(関連性) 1人
     ★グローバル=トミヅカ
   ・CSに対して(英語教育の方向性について)の先行研究 1人
     ★みお
 ・言葉の定義(「コミュニケーション能力」・「実践的」・「オーセンティック」)1人
    →用語の内実を見てくる。(文科省が言う/現代の英語教育が目指す言葉の意味!!)
     ★ぱちょりーぬ

Yuki Kawashima

2012/10/31 13:00~@山食
メンバー:川島・ママさん・ミオ・りえこ・とみこさn

今日の目標:班内で問題意識を共有する!!!
今後の宿題:参考文献リストを徐々に作る!!!

① 宿題発表                                   
【中・高の学習指導要領から見る英語教育の方向性】りーこ&ままさん
【グローバル人材+英語教育の必要性】とみこさん
【高校新学習指導要領に関する先行研究】みお
【「コミュニケーション能力」・「実践的」・「オーセンティック」の定義】ぱちょ

② 今後の方向性                                 
◆STEP1 問題意識の決定
コミュニケーション能力重視の英語教育 〇or×?? ⇒ 〇!!!
But C能力偏重の英語教育は間違っているのでは??

◆STEP2 班の立場
C能力はどこまで重視すべきか??
C能力…文言上は合っている。何を持って身についたと言えるの??
高等学校への受験が一つの達成ポイント??
英語はコミュニケーションの手段であるはずが、目的になっている。
・そもそもコミュニケーション能力自体が明確ではない
・英語教育方法に問題点があるのではないか(英語で英語を教える等)
  ・受験がC能力を測る機会になり得ていないのではないか
問題意識①
C能力偏重の教育になっているのではないか?
問題意識②
受験英語とC能力育成教育との間に乖離が起きているのではないか?

③ 今日の宿題                                  
◆各自今までの内容を整理!!!
その上で、自分なりの問題意識を文章化する!!!(論の方向性も意識して) 〆切金曜日
◆今まで調べた参考文献のリストアップ!!!(書式も統一しましょう!!!)
※掲示板の削除キーは1111で統一!!!

Yuki Kawashima

2012/11/07   14:00~@カフェテリア
メンバー:ママ・ぱちょ・りえこ
(とみこさん・ミオは英語班で欠席)

1.宿題の確認
ぱちょ:C能力の定義
●学習指導要領におけるC能力とは?
=4つの領域(文法的能力・社会文化的能力(社会言語能力)・談話的能力・戦略的能力)
(Canale & Swain, 1983)←この定義は社会的に権威があり、広く取り入れられている

りえこ:先行研究でのC能力
●C能力重視に賛成・反対の先行研究
・賛成:樋田(2012)
…コミュニケーション能力が高まる=継続した会話ができるようになる
困難や達成感を得て、段階的・継続的にCスキルを指導していくことが有効
・反対:小林(2010)←各自読んでくること!
…基本的な4技能の育成が長年達成されないにも関わらず、新たな実践力であるコミュニケーション力育成を主要目標として追加するのは、現実的でない
さらに!
近年言われているC能力は従来のもの(4つの領域)と一線を画しており、
「言語運用能力に限らず、社会の中で、周囲の人と関わりながら生きていくために必要な人としての不可欠な能力」=コミュニケーション学におけるコミュニケーション

ママ:受験英語で測れる英語力
⇒センター試験に着眼
●高井(2006)←出題者経験がある
・学力を適性・的確に評価するようベストを尽くしている
・指導要領に沿って実践的コミュニケーション能力の達成度を測る
・身近な題材を選ぶ
●吉岡(1999)
・バランスのとれた出題
・オーラル導入以降はC能力も測ろうとされている
→話し言葉による英語重視、自然な場面における全体の真偽を問うこと中心
→C能力を「具体的な文脈内で英語を用いる力」ととらえればセンターは◎
BUT
リスニングはあくまでもCの受け手としてであり、実践的情報処理に過ぎない
2.問題意識の見直し
●現状・・・英語C重視 BUT 言われているコミュニケーションとは?
①4つの領域(文法的能力・社会文化的能力(社会言語能力)・談話的能力・戦略的能力)
②コミュニケーション学における一般的なコミュニケーション
⇒この2つが混同されているのではないか?
受験:①を測るもの
授業:②を重視(会話など)
◇学習指導要領・中学外国語目標
                               ②

       ①                をそれぞれ表すのではないか?

●「使える英語」とはなんだろうか?     ⇒①+②??
 「使えない英語」             ⇒実践が少ない⇔②なし×

ここで・・・まさかの仮説候補(笑)

まぁまぁとりあえず、ここまでで明らかにしなくてはいけないことは
・4領域の詳細
・使える英語・英語力とは?C②の定義(コミュ力推進会議など)
・英語の実践の取り組み(事例を含む)
・小中高の接続(どの段階にしぼるのか・・・)
・基本的な英語教育史

さらにやることとして、
・文献リスト(来週水曜まで)
・「英語が使える日本人のための育成構想」を読む
・小中高の学習指導要領目標の確認
・小林の論文を読む
・コミュニケーション②についての論文を読む

具体的に金曜までの宿題は、

・基本的な英語教育史・・・鈴木
・コミュニケーション②についての論文を読む・・・鈴木以外の全員
(つまり一般的にいうコミュニケーションについて)

・小中高の学習指導要領目標の確認
・「英語が使える日本人のための育成構想」を読む
(ママさんが掲示板にURLを載せてくれます)          全員
・小林の論文を読む
(すでに掲示板の共有すべき論文に載せてあります)
・読了論文などを掲示板に載せる

Yuki Kawashima

2012/11/09  11:00~15:00 @グル学
メンバー:ママ・川島・りーこ・とみこさん・ミオ

1. 宿題の確認                                  
ママ・川島・とみこ・ミオ:一般的なコミュニケーション能力とは
◆定義は様々…..
  ➠ 絞る必要あり!!!

りーこ:日本の英語教育の歴史
◆4つの区分
第一期:開国前1853 … 英語は貿易と外交のため

第二期:明治~第二次大戦終了 … 英語は欧米先進国の文化の吸収、国防のため
 ・明治時代の英語教授法 ➠ 正則英語:発音重視、外国人教師が教授
              変則英語:読解重視、日本人教師が教授

第三期:第二次大戦終了後~高度経済成長期 … 役に立つ英語の要望
 ・1947、全国民が英語を選択教科として学習
 ・1969、福原:英語の教養的価値を主張、ハイブリッド

第四期:昭和40年代~現在 … 受信型英語から発信型英語へ グローバルなC能力
  ・1970、日本英語教育学会の発足=英語教育学のスタート
  ・1974、参議院議員 平泉渉「外国語教育の現状と改革の方向-一つの試案」
  ・1995、平泉・渡部論争 渡部「英語教育改革試案」
    平泉:コミュ力重視?  英語学習を実用的価値の観点から考える
    渡部:読解力重視?   語学の重要部分は会話ではなく、文章の的確な把握

2. 議論                                     
◆学校英語教育を言語活動(教養論)として行うのか、コミュ力育成(実用論)のため行うのか
➠ 長年論争がなされている。今は折衷案で落ち着いている。
But
目的が迷走してない??どっちを重視すべき??
学校英語教育が担わなくてもいいところまで担っちゃってね??

◆現代におけるグローバル人材育成のためには、どの段階で何が必要なの??
「グローバル人材」…「使える英語」を使うことが前提
               ➠ 「一般的コミュ力と4技能が両立した英語」

◆「~~英語」
 「使える英語」と「受験英語」と「学校英語」の関係性は??
 「受験英語」が「使える英語」になればいいけど……
 「受験英語」は学術的すぎ?日本はR・Wに特化しすぎ??

◆海外比較
・EFL (English as a foreign language)とESL (English as a second language)
 ・日本:読み書きからスタート  中国:理解促進のためにも発音からスタートすべき
 ・何を目的としているかで英語学習の形が違う!!!

3. 宿題                                     
◆「戻る」
 ・グローバル人材、英語教育、受験のどの切り口からでもいいので、
  問題意識や論の流れを考えてくる。
 ・余裕があれば、それに必要な論文も見てくる。

Yuki Kawashima

2012/11/14  13:00~17:00 @グル学
メンバー:川島・りーこ・とみこさん・ミオ

1. 宿題の確認                                  
とみこさん
◆問題意識…受験英語の弊害
①p.p. 何が問題??
・総合問題など、力を測れるとは思えない問題
・4技能を測れていない
・「受験でしか使えない」英語
②先行研究
 ・総合問題の悪い点を指摘
 ・実際に使える英語という観点から提言
➠ このように既に問題視されている
  かつ、新学習指導要領で4技能など受験の変化に提言あり
③え?じゃあなんで変わらないの??
 ・文科が悪い(理念上)
 ・高校英語教育が悪い
 ・大学で求められていない
➠ 検討
   がキーワードになるのでは?大学英語教育の目標ってなんだろう?
   先行研究を見ると、はっきりしたものはない!?(要確認)
④仮仮説
「はっきりしたものが存在しない故にメディア等の影響を受けやすい大学英語教育の目標が、文科の文言(コミュ力)の解釈に強く影響を与えているのではないか」

りーこ
◆「使える英語」に注目、発音が問題意識
・L・Sは小学校である程度身に付く想定の上で、今回学習指導要領にR・Wが追加
But…
今日本人に足りないのはS・L、特にL !!!
  聞き取れないから話せない。音と文字の乖離

 ・英語は知識ではなく技能 ➠ 義務教育で日常会話を

ミオ
◆「国際英語」(なまりOK、共通語として)がキーワード !!!
 ・発音 ⇔ R・W 関連性なし?(先行研究者の主張)
 ・使えない ➠ 英語運用能力の問題 ➠ 実用性の重視で解決??
 ・R・Wは短期で習得できるが、L・Sは時間かかる
 ・EFLやアジアの中でも日本はTOEFL下位順位。特にSが弱い。

川島
◇今日グローバル人材が求められている
 ↓
◇グローバル人材って?→「使える英語」を使う国際的な人材
               ➠ 「一般的コミュ力と4領域コミュ力を両立した英語」
↓じゃあ「使える英語」は使えている?
◇日本人は「使える英語」を使えていない
↓何故?
◇学習指導要領でのコミュ力の混同(一般的コミュ力・4領域コミュ力)が原因となって、
英語教育の目標(ゴール)が曖昧になっているため(受験がゴール等)、
 「使える英語」を育成しきれていない
   ↓育成方法の問題はどこに?
◇R・Wに特化しすぎた「受験英語」をゴールとする学校教育が
根強く行われている点に問題がある(進学実績を重視するため)

◇学校教育への示唆:実践を増やすべき!
海外事例:中国
ex.発音から英語教育をスタートさせる
   ↓
◇「使える英語」を使うグローバル人材を育成できる!

2. 議論                                     
◆理想の英語教育ピラミッド

◆問題点
 ・目標の不明確さ   ・実用VS教養
 ・アジア内でのTOEFL順位が下位であること
 ・L能力の軽視、指導があまりなされていないこと
 ・受験英語の内容固定化(実用性×)    ・発音の軽視

◆論候補①
 ・ミオによる中国語イントロダクション
 「使える英語」=C+(R・W・L・S)
↓実際は上手くいっていない
 S・Lが足りないから(先行研究によると特にLが足りない)
↓どうすればLは身につくの?
 日本の教育は受験にとらわれている
↓じゃあ
 受験でのLの位置づけにフォーカス!! ← 高校入試or大学入試
↓なぜLが軽視されているの? ← 要エビデンス
 先行研究では~~とある
↓(比較)
 仮説                            

 示唆                            

◆論候補②
 ・ミオによる中国語イントロダクション
 「使える英語」=C+(R・W・L・S)
↓実際は上手くいっていない
 発音指導が不十分であるのは一因となる ← 要エビ
↓どうすれば発音は身につくの?



 先行研究では~~とある
↓(比較)
 仮説                            

 示唆                            
3. 宿題                                     
・発音に関する論争点:川島
・発音入試問題に関する論争点:川島
・文科の発音へのスタンス:ミオ
・発音学習の現状or発音の現状(日本人はどういうこと言われている?):ミオ
➠ 出来れば論の流れを考えつつ調べてくる
・高校入試と大学入試での発音の位置づけ:とみこさん
・受験と教育の関係:りーこ
・受験で発音が軽視されているエビデンス:とみこさん、りーこ

Yuki Kawashima

11.16(金)  11:00~15:00@グル学
メンバー:全員

【宿題の確認】
 発音について
・ぱちょ
<現在Lと受験をめぐる論争>として
① ELF(国際語としての英語)vs NS並みの英語
先行研究では:ELFを押す;NSは非現実
② センターは達成度テストであるならば、指導要領(高校)の内容を踏まえたものであるべきvs 妥当性を担保するため多数の項目が必要だが、現状では項目数が少ない。
先行研究では:Lに十分な項目と配点を与える必要がある(読解と同程度)

・みお
 <文科の発音へのスタンスや発音(指導)の現状>←主に中学にフォーカス
 指導要領(中学)概説より
  キーワード:「強勢」、「イントネーション」、「区切り」;
「正しく」、「現代の標準的な発音」 
              
              「いわゆる標準的な発音」とはイギリス式Eまたはアメリ 
              カ式Eを指す?発音モデルについてあいまいだ!
 先行研究より
① 教科書間の音声指導項目における差異が大きい
② カナカナ発音が主流になり、その原因となったのは
Ⅰ授業数少ない
Ⅱ教師の意識(発音指導必要ない、指導法わからない…)
ⅢALTの影響

 Lについて 
・とみこさん
<受験とL>
 入試におけるLテストの位置づけ
  平成18年度からセンターに導入され;
公立高校入試ではほとんど実施されている。           04年データ
  国公立大学入試では、52大学129学部においてLテスト実施   
 文科11年の文言より(国際共通語としての英語力…)

・りーこ
<受験とL>
 Lテスト導入⇒学校教育でのL学習、そしてこれによるC能力の育成への効果期待(文科)
 4技能の養成は戦後ずっと一貫して目標とされているのにも関わらずなかなか実現しない
 これから大学受験のLと高校英語について着目するor高校受験のLと中学英語(&小学校英語)に注目するか・・・

【議論】
・われわれの共通認識:L大事だ!
BUT われわれのオリジナリティをいかに見出せるのでしょう・・・ 

・受験はL能力発達に妨害している!(仮仮説?!)
 ⇒当たり前のことじゃない?仮説じゃないじゃん!
  今後受験徐々に変わっていくかもしれないし(一気に大幅に変わることはないが)、まず以前の状況把握が大事! byママさん

・教育制度の整備(受験)+学校英語においてL重視
 ⇒両方かみ合うだけで、L能力は伸びると言えるのか…?
 ⇒英語指導側!にも目を向けないと!
 ⇒現状では、教員の英語力不足などの教員養成・採用上の問題点が起きているし・・・(エビデンスあり?)

・とりあえずLにフォーカスしよう!
 ⇒発音ややこしそうだからプラスアルファで

【宿題】
・各自次回の集まりまで
<受験と英語(特にLに言及する)>に関して
 論文 四本ほど または 書籍 二冊ほど
 を調べてきてください!
・なお、次回の集まりは22日(火)朝10時半~です!

yuritomi

2012年11月20日 @グル学 10時半~16時半

【宿題の確認】
■夏
◇長谷川(1990)リスニング指導の課題
◇東矢(2005)
 リスニングの能力は、語彙力と文法力につながる。Lが4技能の中でもっとも早期に発達・確立する(→だから初めにやろう)
◇平野(2010)
中学のリスニング(教科書New Horizon)リスニングタスクと高校入試リスニング問題の乖離
⇒教育におけるLと試験のLには差があるようだ!!
◇伊東ら
センター試験とフィンランドの試験の比較 ヨーロッパに共通の語学能力基準あり!

■川島
◇杉野ら(2008)
 ・大学入試が実際の教育現場で大きな影響力をもつ(であろう)
 ⇒センターリスニング導入は、カリキュラム(学習指導要領)と実際の教育指導との乖離を大学入試によって是正する目的あり
 ・4技能 +2能力(ボキャ、グラマー)
 ・センターL導入により、高校英語教育全体が「音声不在」を克服する方向に。
しかし…スピーキングが入試で問われない唯一の技能に。

◇伊藤(2005)
 センター試験、紙面上の発音問題の是非
(妥当性に欠けるvs学習指導要領の内容はふmかえたものであるべき)
主張:リスニングテストに十分な配点と項目を与えるべき(読解と同程度の項目数/配点)

◇石川ら(2006)
・4技能については、Lから他の3技能への転移が大きい(→Lを主、Rを従ととらえよう)
・聞き取りには音響イメージの定着が大切=Lの向上には発音指導が大切と考えられる

◇清水ら(2006)
日本の大学における教員養成の問題点
・英語の免許要件(英語科教育法の単位が脆弱、など)
・養成内容が現場の実務に即していない(英米文学の単位の必要性など)
・英語運用能力を高める科目が手薄
・教育実習の期間が短い
⇒養成と現場の連携が必要

■山口
◇江利川(2008)
 歴史:*外国人教師がいなくなると、いわゆる「受験英語」へ…
    *1955年「新制大学卒業者の英語学力に対する産業界の希望」
⇒「学力低下」の克服と「役に立つ英語」への転換を要求
⇒(現在と似ている!?)

 現在:*「聞く」「話す」の能力は高まっていない(斉田・吉村)
*センターは発音と会話問題で配点の4割(マジか)

◇長谷川(2007)
 ・コミュニカティブ・アプローチ(文科省)への批判
  :受験英語がなくなればただのファッション・イングリッシュ
 ・変則英語(読解など)から正則英語(発話を伴う)へ変わっていったというのが従来の認識であるが、実際は正則英語の方がはやくから行われていた
 ⇒実用英語重視=古い教授法回帰

■富塚
◇井上(2004)
・トイック、トフルを大学入試と比較
・日本の大学入試の問題点(リーディング偏重、読解偏重、意味もなく複雑な問題)
 ⇒読解の学習が早い段階で始まる。4技能の練習が不十分に
高校では論説文の学習が多くなる
・提言:LとRの問題を半々にし、短文の問題ふやすべし

◇武井(編著)(2002)
・リスニング指導はAudio Lingual ApproachからCommunicative Approachに変わってきた。
(LはSに従属するポジションから、それ自体の意義が重視されるように)

◇文科省(センターについて)
センターLテストの効果、学校教育の影響などについてこれから検証していく姿勢…???

■鈴木
◇武井
・受験英語:日本語にない、冠詞や時制、前置詞を問う問題が多い
 受験英語は「必要悪」
 ただし難関大学の問題は難しすぎ
・英語学習において、日本は受験がゴールになってしまっている。レベルも学習意欲も低い

◇江利川
・明治初期の受験英語:実用英語中心
文法中心のいわゆる「受験英語」は、英語の教科化と日本人教師が育ったことによる
・文法vsオーラル…文法の重要性はかつてから言われていた

◇河合
・英語教育の目的とは?
世界共通語としての英語⇒直接英語の情報に触れることができる
・政府の方針(C能力重視)と現場(文法&訳読中心)の乖離の原因
バランス良く教えられない 
英語教師自身が英語を話せないこともおおきな要因では?

【話し合ったこと】
・大学での英語の位置づけ
・「受験英語」という言葉…人によって異なる?操作的?
・英語と教員養成:教員養成に問題ありか?⇒この方向でかんがえてみよう

☆グローバル人材育成を担う(英語)教育養成
背景(グローバル化とEE)
問題意識(Cと4技能、受験と教員…)
⇒Cと4技能には賛成、文言はよい。しかし現場でうまくいっていないようだ。なぜ?
⇒①受験 ②教員自身(養成)
⇒なぜ教員にフォーカス? S,Lが重視されているが、その担い手は大丈夫??

【次回(11月22日)は国会図書館!】
文献リストアップ りーこちゃん
書籍リストアップ みおちゃん
ありがとう!!