遅ればせながら、新年のご挨拶を申し上げます。本年もどうぞよろしくお願い致します。
昨年末は、少し早めの休暇をいただいて、新年にかけて2週間ほどアメリカに滞在していました。政権移行期のアメリカを覗いてみたいことと、寒さを覚悟しつつ久しぶりにボストンを訪ねてみたい、との思いからでした。二人の大統領にかかわる博物館や図書館、国立公文書館、議会図書館、ハーヴァード大学、ボストン公共図書館など、ホリデー・シーズンにしては、比較的効率よくまわることができました。またボストン市内もぐるぐる歩き回りました。よい気分転換になりました。
帰国後は、すぐに校務もはじまり、出版企画の編集会議、二つの学会の機関誌編集委員会、そして別の学会が刊行する事典の改訂増補の大詰めの作業と、慌ただしい毎日がはじまりました。彼の地の想い出も、遠い昔のことのようです。ただ、1〜2月の仕事を乗り越えれば、校務ではありますが、3月にニューヨークに出張することも予定しています。変革期のアメリカを、少し時間をおいたところで、またたずねてみるのを楽しみにしています。
昨年は、慶應でのゼミのOGOBと現役生が、15周年のお祝いをしてくれました。そのほか、約30年ぶりに前任校に着任した当時(まだぎりぎり20歳代でした)に出会った学生たち(自主ゼミをやっていました)との再会の機会もありました。
現在は、なかなか学生たちと落ち着いてつきあえる環境には、残念ながらありませんが、今秋にいくつかの大きな仕事の任期満了を迎えますので、少しは時間的な余裕が出るかもしれません。年賀状にも記しましたが、あと半年ほどなんとか踏ん張ってみます。
今年も、変わらぬご支援とご指導、ご交誼のほど、よろしくお願い致します。