京都

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立命館大学・朱雀キャンパス

2つの台風の襲来に象徴されるように、今年の10月は文字通り怒濤のごとく駆け抜けていった印象だ。個人的にもこの10月は、教育思想史学会の大会があり、その前後に隔週で京都出張が3度。同志社大学(日本デューイ学会)、京都大学(E. FORUM 教育研究セミナー)そして立命館大学にお邪魔した。いまに始まったことではないが、やはり京都の大学は元気がいい。月並みで今どきな言い方になるが、ローカルとグローバルがうまくコラボレートされていると思う。それは京都というまちの特性にも大きく拠るものだろう。

10月最後の京都出張は、立命館大学の大学行政研究・研修センター「大学アドミニストレーター養成プログラム」での講義。いわゆるSD研修である。先駆的・包括的・体系的な大学(幹部)職員養成のプログラムとして噂にはきいていたが、実際に参画させていただく貴重な機会をいただいた。大学のガバナンス・アドミニストレイションにおいて、従来の教員/職員枠組みを越えた第3の専門職性をどのように構成してゆくのか。日本の大学の大きな課題のひとつである。