大学院議事録ポスト・ボイヤー 21(ZHAI)

Scholarship of Teaching and Learningの展開

 

要約:

1.SoTLの歴史は、E・L・ボイヤー(Boyer, Ernest L, 1928~1995)の1990年代の著作から始まった。伝統的な研究対教授の論争を超えて学識(scholarship)という概念を打ち出し、優れた教授も研究と同様の意識・手法で行うことを提唱した。その後、1994年から1998年にリー・シュルマン(Lee Shulman)らを中心にして、教授のピアレビューという概念をSoTLに持ち込んだ。

2.SoTLを中心とした場合の4つのscholarshipの構造を二つの構図から理解できる。それは、個別的なSoTLと傘としてのSoTLの理解がある。

3.SoTLもコミュニティを入れて、社会的な役割を果たしている。

これから以下の四つの方向に進む。

1. 背景

2. SoTからSoTLへの展開

3. SoTLを中心とした学識構造

4. SoTLの社会的な役割