【大学院ゼミ】ポスト・ボイヤーの大学教授職論研究20(12/21)議事録(間篠 )

<論の方向性>

・日本におけるBoyer理解、scholarship論理解を更新することを目的とする

(海外の先行研究を乗り越えることも考えるが、まずは日本の先行研究を乗り越える)

・1つのscholarshipに限定して論ずるのではなく、scholarship論全体の流れを追う

・Boyerの主張としては「威厳ある多様性」を重視する

 

<論の構成案>

・はじめに

先行研究検討(日本において、海外において)

課題設定(Boyer以降のscholarship理解の変化、scholarshipを今後どうとらえるか)

・1.Boyerによるscholarship論

概要を描写し、問題点を指摘する

4つのscholarshipの関係性の不明瞭

Scholarship of teachingの曖昧さ

・2.Scholarship of Teaching and Learningの展開

SoTからSoTLへの展開を説明

SoTLを中心とした場合の4つのscholarshipの構造

SoTL議論の中心:コミュニティ・カレッジ

・3.Scholarship of Engagementの展開

Boyer(1995)の講演の概要を説明

SoEを中心とした場合の4つのscholarshipの構造

SoE議論の中心:州立大学

・4.新しいscholaraship論と従来の大学像・scholarship論との関係

いずれもScholarship of DiscoveryやScholarship of Integrationを中心としたScholarship像を否定してはいない

Boyerの威厳ある多様性を尊重

・おわりに

 

<今後の日程>

1月11日 2節(翟)、3節(塔)

1月18日 はじめに・1節(間篠)、4節(原)

※それぞれの分量については細かく指定しない。(あまりに長くなるようであれば、それで1本書くということもあり。ただ、あまりに短くなるといったことはないように)

 

<その他>

・おわりにについては全体を書き上げた後調整する。

・訳語に関しては後日再度検討する。

※新しいscholarship(SoE, SoTL)については、漢字二文字でない表記を検討

・背景については2・3節で適宜触れ、4節でそれらを総合する。