<論の方向性>
・日本におけるBoyer理解、scholarship論理解を更新することを目的とする
(海外の先行研究を乗り越えることも考えるが、まずは日本の先行研究を乗り越える)
・1つのscholarshipに限定して論ずるのではなく、scholarship論全体の流れを追う
・Boyerの主張としては「威厳ある多様性」を重視する
<論の構成案>
・はじめに
先行研究検討(日本において、海外において)
課題設定(Boyer以降のscholarship理解の変化、scholarshipを今後どうとらえるか)
・1.Boyerによるscholarship論
概要を描写し、問題点を指摘する
4つのscholarshipの関係性の不明瞭
Scholarship of teachingの曖昧さ
・2.Scholarship of Teaching and Learningの展開
SoTからSoTLへの展開を説明
SoTLを中心とした場合の4つのscholarshipの構造
SoTL議論の中心:コミュニティ・カレッジ
・3.Scholarship of Engagementの展開
Boyer(1995)の講演の概要を説明
SoEを中心とした場合の4つのscholarshipの構造
SoE議論の中心:州立大学
・4.新しいscholaraship論と従来の大学像・scholarship論との関係
いずれもScholarship of DiscoveryやScholarship of Integrationを中心としたScholarship像を否定してはいない
Boyerの威厳ある多様性を尊重
・おわりに
<今後の日程>
1月11日 2節(翟)、3節(塔)
1月18日 はじめに・1節(間篠)、4節(原)
※それぞれの分量については細かく指定しない。(あまりに長くなるようであれば、それで1本書くということもあり。ただ、あまりに短くなるといったことはないように)
<その他>
・おわりにについては全体を書き上げた後調整する。
・訳語に関しては後日再度検討する。
※新しいscholarship(SoE, SoTL)については、漢字二文字でない表記を検討
・背景については2・3節で適宜触れ、4節でそれらを総合する。