・慶應義塾大学文学部社会学研究科卒(松浦ゼミ7期) ・同大学院社会学研究科教育学専攻修士課程修了 ・同博士課程在学中

・慶應義塾大学文学部社会学研究科卒(松浦ゼミ7期) ・同大学院社会学研究科教育学専攻修士課程修了 ・同博士課程在学中

【大学院ゼミ/2限】2015年度秋学期日程

10/02 稲垣・山田
10/09 [休講]
10/16 小松
10/23 夏・原田
10/30 廖
11/06 鐘
11/13 [補講日] 原・井上ゆ(10:00開始)
11/20 [三田祭]
11/27 嶋田・夏
12/04 廖
12/11 原田・藤本
12/18 嶋田・鐘
12/25 原・井上ゆ
01/08 小松・稲垣
01/15 原・井上み

1人のみの日は追加可能です。追加・変更がございましたらこの記事にコメントいただくか,原までご連絡ください。

10/2更新

【大学院ゼミ/1限】2015年度秋学期日程

09/25     第1回                 Group A ①

10/02     第2回                 Group B ①-1

10/09     第3回                 休講

10/16     第4回                 Group B ①-2

10/23     第5回                 Group A ②

10/30     第6回                 Group B ②-1

11/06     第7回                 Group B ②-2

11/13     補講日

11/20     三田祭休講

11/27     第8回                 Group A③

12/04     第9回                 Group B ③-1

12/11     第10回               Group B ③-2

12/18     第11回               Group A ④

12/25     第12回               Group B ④-1

01/08     第13回               Group B ④-2

01/15     第14回               次年度研究計画策定

【大学院ゼミ/1限】第3回・第4回の記録と次回(5/15)の課題

□5/1・5/8の議論のまとめ
こちらにこれまでの論点とそのつながりを図式的に示しました。
・5/1に発表した人と,5/8に発表した人で,関心が以下に集中していた
– 5/1発表組:「ジェネリック・スキル」としての「教養」概念の展開
– 5/8発表組: (主に戦後の)日本の高等教育政策(答申等の文書)における「教養」に関する諸概念の検討

□今後の進め方(案)
・さしあたり,5/1に発表した人と5/8に発表した人でグループを組み,調査にあたって共同でできる部分を行っていく
→発表していない人はどちらにより関心が近いか考えておいてください
・ゼミの時間は1週ごとに交互に使う

□5/15の課題(担当:嶋田・小松)
・「ジェネリック・スキル」の中身とその批判
・「ジェネリック・スキル」と学問的な技能(アカデミック・スキル)の違い
・「ジェネリック・スキル」養成の実践例
※発表者以外も調べてくること

【大学院ゼミ/1限】第2回(4/24)の記録と次回(5/1)の課題

□4/24の発表と質疑
・「教養」と「専門」
– カリキュラムとしての「教養教育」と,日本における「教養」という語の関係をどのように捉えるか
→1946年ごろ,「一般教育」という語が出る前に「一般(的)教養」という語が出てくる
→「一般(的)教養」という語が何を指すのかを考える必要もあるのでは?
→「一般教育」との隣接/断絶:旧制高校・帝大の文化を見たうえで
-「新しい」/「かつての」教養とは?
→「力」概念/古典等の読書に由来するもの

・スキル/コンピテンシーと教養
-「知の脱文脈化」「パッケージ化」「シミュレーション化」とは?
– 転換点はどこ?
→2002年答申から
-「双方向の関係」の状態,どちらが主導権を有している?
→対等な関係というよりは社会側に主導権がある
-新しい教養を担う機関として,「教養研究センター」等の存在
-「リテラシー」と「スキル」/「コンピテンシー」の関係をどのように捉えるか

・「教育基本法における「教養」」
→政策文書における「教養」という語の用いられ方の事例
-「教養」/「文化」/「知識」の使い分けの法則はあるのか?
→議事録では,「知識」を超える何かを含むため「教養」を用いるべきとの意見
→「教養」に「知識」と「能力」が内包
→ “literacy”という語との関係にも注目すべきでは?
-「基本法」の法学上の位置

□他の意見・情報
・海外でのジェネリック・スキル概念(オーストラリアの事例など)
・メディア・リテラシーとの関係
→「リテラシー」という語には「積極的に参与する」というニュアンスが含まれる
・ここまで出てきた各トピックが,なぜ問題になるのか?
→実際に生じている「教養」に関する問題との関連がまだ希薄

□第3回(5/1)の課題
・M2以上の参加者は各自,以下の諸点についてA41枚程度のレジュメにまとめ,1人5分程度で発表する
1) 現在の日本の大学教育について,何が最も問題であると考えるか
– 各自が最も問題であると感じることを一言で表現し,そのうえで説明を付すこと
– その問題が生じているとする根拠を提示すること
2) 上記1)がなぜ問題か
3) 上記1)が,「教養」とどのように関連するか
– 昨年度の研究の継続としてでも,昨年度とは全く別のものでも可
– 昨年度の研究の継続として行う場合は,その概要も合わせて説明すること

□付記
・「教養」という語は必ずしも大学教育のみに完結するものではないが,本年度はさしあたり,「大学」という制度と関連付けた問題関心の設定を行うこととする

【大学院ゼミ/1限】次回(4/24)について

□4/10の内容
・メンバー自己紹介/「教養」に関する問題関心
– スキル/コンピテンシーと教養の関係
– 一般教育のリメディアル化
– 専門と教養の対立
-「政治的教養」=”political literacy”という教育基本法上の表現
– 市民性と教養
– リベラル・エデュケイションと教養の差異
・「教養」と「スキル」/「コンピテンシー」に関して
– 大学教育がスキル/コンピテンシーに偏ることで何が悪いか
→大学/教員の特質や効率性の問題
– スキル/コンピテンシーの種類の問題
・研究の進め方
– 概念・理念上の問題に留まらず,制度・組織・カリキュラムを参照すること

□次回(4/24)の予定
・自己紹介の際に出てきた「教養」に関するTopicについて以下の3名に簡単に調べてもらい,発表してもらう
– スキル/コンピテンシーと教養:井上
-「政治的教養」:久保田
– 専門と教養の対立:原田

□今後の方針(案)
・上記をたたき台として各自の関心を出し合い,本年度扱うTopicを3つ程度に絞る
・Topicを軸としてグループを3つほど編成し,以降グループ毎で共同研究を行う
・残りの授業は各グループに3回ずつ割り振り,各グループの研究の進捗に合わせて研究計画検討,先行研究検討等に利用してもらう

□4/24の課題については,発表者以外も,簡単にで良いので調べてきたうえで出席してください。
□以上,特に今後の方針について,ご意見のある方はこの記事にコメント投稿または原宛てにメールでお願いします。

【大学院ゼミ/2限】2014年度秋学期・日程

 

10/10  田中
10/17* 岸本・Zhai
10/24  久保田・夏・原
10/31* 井上・藤本
11/07  間篠・富塚
11/14  廖・中村・原
11/21  【三田祭休講】
11/28  田中・山田
12/05  夏・嶋田
12/12  間篠・富塚
12/19  中村・井上
12/26  【火曜代替日】
01/09* 廖・嶋田
01/16  加藤・藤本
*: 松浦先生欠席

【大学院ゼミ】夏季自主ゼミ日程

夏休み中、下記日程で自主ゼミを行います。

内容は前半にがCraft of Researchの読書会、後半が希望者による研究相談等です。基本的にM1・D1向けですが、ご希望の方はご自由にご参加ください。前半のみ/後半のみでも構いません。

日程・Craft of Research割振・研究報告割振
8/02 土 Chap.1 (原)
8/08 金 Chap.2 (田中)
8/15 金 Chap.3 (嶋田)・原
8/20 水 Chap.4 (井上)・久保田
8/27 水 Chap.5 (嶋田)・嶋田
9/01 月 Chap.6 (加藤)・田中
9/05 金 Chap.7-8 (夏)・夏
9/12 金 Chap.9-10 (田中)・研究報告未定
9/18 木 Chap.11 (久保田)・研究報告未定

各日14:00-17:00頃(初回のみ10:00-12:00)を予定し、途中入退室自由です。場所は基本的に院生談話室を予定していますが、適宜グループ学習室・第一校舎4階教室等も使用予定です。レジュメ準備の都合上、M1・D1以外でご参加の際は原までご連絡をお願いいたします。

7月11日の論点(教員班)

□”knowledge”とは何か?
・But information is inert knowledge. (p. 59)
→単なる「情報」よりも「活発な」もの
→”knowledge”が有する「活発さ」とは?

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□”knowledge”と4つの”abilities”との関係は?
・Nevertheless, the real answer to the pessimist is that education is not merely the imparting of knowledge but the cultivation of certain aptitudes and attitudes in the mind of the young. (p. 64)
→”certain aptitudes and attitudes”= 4つのabilities?
→だとしたら,”knowledge”を取り入れることの意味は?

・It may be noted that the three phases of effective thinking, logical, relational, and imaginative, correspond roughly to the three divisions of learning, the natural sciences, the social studies, and the humanities, respectively.(p.67)
→例えばeffective thinkingとGEの関係を述べているこの部分では,3分野の学習との関係を”the imparting of knowledge”などといった表現ではなく”learning”という語を用いて,”correspond roughly”といった表現でその対応関係を示している
→”the imparting of knowledge”≠”learning”?
→ここで「学ぶ」対象は,”knowledge”? “methods of knowledge”? “information”? “certain aptitudes and attitudes”?

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これを投稿している時点で未だ議論が続いていますが,ひとまず途中経過ということで掲載しておきます。