7月11日の論点(異文化班)

異文化班で出た論点です。

・human beingとcitizen の関係はどのようなものか。また、そこにhumanityはどのように関係するのか。

・社会科学(social studies)はfactとtruthのどちらと関係するのか。あるいは両方と関係するのか。

そのほかにも、GEはformless(73-74)だとする本文中の記述に対する疑問や、GEで習得するとされるabilityに対する疑問が出て、議論になりました。

以上です。このような形の書き込みでよろしいでしょうか…。少し不安ですが、よろしくお願いいたします。

「学識」に関する比較調査 図書リスト(富塚)

大学における「知識」とはなにか、という観点から図書を挙げてみようと思います。

当初、「知識」の機能や性質についてみてみたら面白いかな、と思ったのですが、観点が絞れなかったので、ひとまず「知識とはなにか」という包括的なくくりにしました。

・ヤーロスラフ・ペリカン著・田口孝夫訳『大学とは何か』、法政大学出版局、1996年.

第二部に知識に関する章が複数あります。

第7章「大学の任務」、第8章「研究による知識の進歩」、第9章「教育による知識の拡大」、第10章「知識と職業的技能との関連」、(第11章「死者の才能の防腐保存」)、第12章「出版による知識の普及」。

 

・スティーヴ・フラー著、永田晃也、遠藤温、篠崎香織、綾部広則訳『ナレッジマネジメントの思想 知識生産と社会的認識論』、新曜社、2009年.

著者の主要な関心は大学。「マネジメントの考え方が知識に対して何の役に立つのかと問う(7頁)」とのことですが、「知識」について多く頁が割かれており、大学における「知識」を考えるうえで役立つのでは…と考えました。

前篇を通して触れていますが、とくに第二章「知識を問題にする–哲学、経済学、法律」が参考になるのではないかと思います。

 

以上です。よろしくお願い致します。

富塚

「学識」に関する比較研究 文献調査(富塚)

あまり目新しいものはないかもしれませんが、このテーマに取り組むのは初めてということで、どうかご容赦ください。

前提となる事柄が色々とわからないので、現在の高等教育の状況を含めたもの(知ることができそうなもの)を選びました。

・有本章「大学教授職とFD–アメリカと日本」、東信堂、2005年。

ものすごくFDについて論じています。著者もほかの挙げてくださった文献とかぶっていますが、興味があります。

・潮木守一「職業としての大学教授」、中央公論新社、2009年。

大学教員の育成、選抜について、米英仏独日を比較したものです。これらを通して、大学教員がどのような条件をもって「育成された」とみなされるのか、みていけたらと思います。その中で、大学教員の資質・能力に関する言及(「学識」に相当するものはなにか)もできるのではないかなあ、と。

(・「大学改革を成功に導くキーワード30」2013年。3章「教員レベルに関わる10のキーワード」について、興味がありますが、役立ちそうなのかはわかりません。カッコにしておきます)